お釈迦様③ 俗名の意味は「優れた牛」

前回はお釈迦様の誕生伝説について書きましたので、本日はその続きを書かせていただきます。

お釈迦様が生まれて7日後に母のマーヤーは亡くなってしまいます。マーヤー亡きあとは、マーヤーの妹のマハープラジャーパティーが母親代わりとなりました。

つまりお釈迦様は生れてすぐに母親を亡くしてしまうのです。お釈迦様は、幼少期もの思いにふけりやすい少年だったと言われていますが、それにはこのことが大きく影響しているとも言われています。

父であるシュッドナータ王は、生まれた子に「シッダールタ」という名前を付けました。フルネームで「ゴータマ・シッダールタ」と言います。これがお釈迦様の俗名です。

ゴータマは「優れた牛」という意味で、シッダールタは「ものごとを成し遂げる」という意味があります。何故「優れた牛」なのかというと、お釈迦様が生まれた釈迦国は農耕と深い関係を持っていた国であるからだと言われています。

その証拠に父のシュッドナータ王のシュッドナータとは「清らかな米飯」という意味があるのです。

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