お墓参り、実践編

こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。前回はお墓参りのタイミングの話をしましたが、今回は、いざ、お墓参りをした時の為の、より実践的なお話をします。

まず、お墓参りにかかせないものといいますと、お線香とライターがあります。お墓参りのとき、やはりお線香をあげないとお墓参りをしたぞ、という気になりませんしね。

そんな時、お線香の火を早く点けすぎてしまい、自分の番が来る頃には、お線香を持っている指先がヒヤヒヤしてしまうくらい、短くなってしまった、という話をよく聞きます。

その為、長いお線香はありますか?という事をお客様から聞かれる事があります。確かに長いお線香はあるのですが、お線香をあげるお線香皿の大きさ自体が、ちゃんと規格がありますので、その規格に合うように、お線香の長さも作られていますので、あまり長すぎると、今度は逆に長すぎてお線香皿に入らない、なんていう事にも、なりかねません。

お線香に火を点けるタイミングというのは、地域性や、その土地その土地のしきたりなどもありますから、一概には言えませんが、お墓参りに適したお線香といえば、やはり、普通の長さで、煙の良く出る、昔ながらのお線香が一番です。

そして、普段の仏壇にあげますお線香は、逆に、煙が極力でない、灰も少ない、家庭向きのお線香がたくさんありますので、そちらが最適だと思います。最近はビターな物が好きだった方の為に、コーヒーのお線香や、甘いものが好きな方の為に、キャラメルのお線香など、より故人の嗜好に近づいたお線香も数多くあります。

つまり、お線香は、「お墓参り用」、「家庭用」と、二つに分けた方が、より使いやすいと思います。

そして、次はライターですが、私自身色々使ってみたところ、やはりバーナーが一番です。とはいえ、職人さんが使うような大きなバーナーではなく、今は、手のひらに収まる、小さなミニバーナーがありますので、とても使い勝手がいいです。雨の日でも関係なく使えますし、ガス式ですので、ガスが切れたらまた補充もできますしね。

今回は、「お線香」と「ライター」に絞ってお話ししましたが、お線香にしろ、ライターにしろ、日々進化しています。仏に関する事と言えば、昔ながらのしきたりや、ならわし、おいそれとは変えられない重みを感じますが、仏をとりまく周りの小物は、昔にくらべ、より使いやすく、よりターゲットをしぼって、いろんな種類、いろんな選択肢が増えています。

もし機会がありましたら、たまには仏のお店に顔を出してみるのも、新しい発見があるかもしれませんよ。仏の小物の最先端が、そこにあります。今まで小さく悩んでいた事が、大きく解決するかもしれません。

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