耐震施工のあれこれ

こんにちは、熊谷墓園石材部の石原です。本日はお墓建立のお客様の約7割以上から聞かれる、お墓の地震対策についてお話させていただきます。

お墓の耐震施工として大きく2つに分けられます。つまり耐震と免震です。

前者は当社でも使用している強力な接着材でしっかり石と石を接着する方法、もう一つはステンレスの無垢材でできた芯棒を石塔に通して、万一の倒壊を防ぐ方法です。以前は各部材ごとに短い棒をはめて施工したそうですが、石塔が跳ね上がるほどの地震だとダボ自体にぶつかり、かえって飛んでしまう危険があるそうで、現在は一本の長い棒を通す構造になっているようです。実際、ただのダボではまず効果がないと各メーカーさんからのお言葉をいただいています。福島のとある石材メーカーさんでは石塔と下の台とを凸凹で繋ぎ、さらにねじ式の芯棒で固定することで斜めに傾けても倒れない施工を売り出している所もありました。しかしこれは和型の石塔のみで洋型には向かない工法です。
免震はゲルマットなどを間に設置し、振動を吸収して大幅なずれや倒壊を防ぐ方法です。最近はかなり強力なものが出来ているようで震度7まで耐えられるものもあるようです。
ただし多少のずれならば修復も容易ですが、突き上げるような地震ではやはりまだまだ危険なようです。
様々な地震対策が考案されている中、当社でもご希望のお客様には耐震施工のご案内を致しておりますのでこれからお墓を建立する方はぜひご相談ください。

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