Yahoo!大作戦

こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。今回はネットで何か検索するとき、とてもお世話になっている「ヤフー」に関するお話です。

今月14日、IT大手のヤフーが新サービスを始めました。若い人や芸能人を中心に、フェイスブックやツイッターなど、ネット上に写真やブログなど、日常的にデータをネットに残すこの時代。

利用者が亡くなったSNSは、誰かがデータを削除しない限り、今までそのままネットに取り残されていました。気付いた遺族がデータを消そうとするも、個人データのため利用者の死亡を証明しなければならず、死亡書類等そろえるなど、残された遺族にとって、今までになかった新しい負担となっていました。

そこで、ヤフーが新しい時代に新しいサービスを始めたのが、葬儀の仲介会社と提携し、利用者が亡くなった際に、ネット上に取り残された個人データを削除する新サービスを開始したのです。

新サービスに登録すると、実際に利用者が死亡した際、遺族から葬儀の仲介会社へ連絡、死亡確認後、個人データの削除が完了します。

また、生前利用していた有料サービスを停止するとても便利なサービスもあるようです。昨今は毎月定額300円~の有料サービスなど日常的にあり、その300円という小額のため見落としてしまい、解約しない限り、延々毎月300円ずつ引き落とされ続けるというケースもありますので、とても重要なサービスだと思います。

何より、葬儀の手配まで行う事が出来るらしいので、まさに至れり尽くせりと言えるでしょう。葬儀社にとっては特に。

ただ、このサービスの一番のキモは、このサービスを始める事で、ヤフーが更なる個人データを獲得できる点でしょう。最近ベネッセの個人データ流出問題がありましたが、個人情報がお金になるこの時代。効率的に集める事が出来ますから、さすがヤフー大作戦といったところです。

ただ私がこのサービスで一番気になるのは、個人データを削除する際、死亡確認後削除されるのは全くもって構わないのですが、遺族がデータを消す前に、そのデータを確認するかどうかが、最大の関心事だと思います。だって、ねぇ?極めてディープな個人情報ですから、叶うならば中身は見ずに破壊して欲しいものですからね。

それが出来ないならば、親はもちろん、嫁と子どもにも秘密にしている2TBのHDDを確実に破壊したのを確認してから死にたいものです。いや、本気で。本当に、本気で。

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