有名人のお墓紹介⑥

こんにちは、熊谷墓園石材部の石原です。今回で6回目となる有名人のお墓シリーズは、私が学生時代を過ごした東京都日野市にある新選組、土方歳三の墓をご紹介します!!

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こちらは土方歳三生誕の地として知られる京王線高幡不動駅前の高幡不動尊です。本尊としては不動明王が奉られており、入り口横には精悍な顔立ちの土方像が建っています。(ちなみに中にある展示場では若いころ土方歳三が修練に使っていた木刀なども展示されています。)

 

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してこちらが土方家の菩提寺である日野市の石田寺です。

 

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中には土方歳三の顕彰碑が。

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そしてこちらが土方家の墓所です。左の小さい方のお墓が土方歳三の墓です。

 ※土方歳三は1863年以降発足した新選組の副長を務め、規律に厳しく違反者は刀を持って制裁する「鬼の副長」として恐れられたと言われます。

また、1868年の鳥羽伏見の戦い(戊申戦争)では負傷した近藤勇の代わりに隊を率いて参戦。しかし洋式軍備の前に敗北、蝦夷(今の北海道)の地に渡ります。函館、五稜郭を占拠した後、そこを本拠地とした蝦夷共和国の下で働き、1869年新政府軍の総攻撃の前に敗北し命を落とします。享年35歳。北海道の称名寺には土方歳三最後の地の慰霊碑があるそうです。 

私も昔歴史物や時代小説にハマり、司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」など読んだクチですが、現在よりわずか百数十年前の事だというのが信じられないものです。今の日本は戦争や内戦のいざこざは無くなりましたが、せめてこの熱い魂だけは現代日本の皆に忘れず知っていて欲しいと感じました。

新しいお墓のかたち