仏のことば その32

こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
今年も30日、31日と残り2日になりますが、如何お過ごしでしょうか?
大晦日と言えば、炬燵に入って紅白歌合戦と言う方もいると思いますが、二年参りと言う方も少なくないと思います。
二年参りに行って、『除夜』の鐘を叩きに行く方もいるのではないでしょうか?
さて、この『除夜』ですが、年を除く夜、という意味で、12月31日の夜を指す言葉なのはご存じだと思います。
他に「年の夜」「年越し」「年取り」「大晦(おおつごもり」とも呼ばれる事もあります。もともとは中国で節分や冬至の前夜を指していた様ですが、いつの間にか人々が夜を守りながら、過ぎ行く年を惜しむ一夜、という風に捉えられるようになりました。
この夜、各寺院では法会を催し、来るべき年の幸せを願います。そのクライマックスが『除夜の鐘』です。
除夜の鐘は法会が終了した時点から撞き始めますが、正しくは107回は旧年中に、最後の一撞きは年が明けてからとされているようです。
108回の鐘は、108つの煩悩に因んでいるとされている説は有名ですが、最初の三つの煩悩、「貪(欲求)、瞋(怒り)、癡(愚かさ)」だけでも、心に刻み、鐘の音に耳を傾けたいですね。
また中国では、この夜は流行病を退散させる日とされ、病を除く夜という意味で「除夕」という言葉が当てられました。
最後になりましたが、今年もご愛顧ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

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