五輪塔について④

こんにちは、熊谷深谷霊園石材部の林です。
今回も五輪塔について書かせていただきます。

「成仏」とは、読んで字のごとく仏様になるということです。この「成仏」という教えは、今から約1200年前に真言宗を開いた弘法大師・空海が広めました。空海は中国から「密教」を日本に伝えましたが、その教えは「即身成仏」、つまり「この身のままで仏になる」というものでしたが、真言宗のご本尊の大日如来と一体になるには、大変な修行が必要です。

ところが、人は亡くなると煩悩も無くなり、仏様と同じ涅槃(ねはん)に入ると言われ、死者を「成仏した」と言うようになります。しかし空海は死者の成仏について何も言っておられません。それを説いたの同じ真言宗の覚鑁(かくばん)というお坊さんでした。

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