仏教を開かれた、お釈迦様の本名は?
先日、お墓参りに来られた方に「お釈迦様という名前は本名なんですか?」とご質問をいただきましたので、本日はそのことについて書かせていただきます。
お釈迦様はインドに実在した人物です。名前は姓をゴータマ、名をシッダールタといいます。
ゴータマ・シッダールタは29歳から修行を始め、35歳で悟りを得た結果、「ブッダ」と呼ばれるようになりました。インドではブッダという言葉は「悟りを得た人」という意味があります。
ブッダを音写したものが漢字の「仏陀」という言葉なのです。仏教はその「仏陀」の教えなので仏教といいます。 インドでは仏陀はお釈迦様だけを指す言葉ではありませんでしたが、次第に仏教でのみ使われるようになりました。
日本では「仏陀」という言葉の「陀」を省略して、残った「仏」という言葉に「様」という敬称を付けて「仏さま」と呼ぶのが一般的です。「仏さま」というのは「仏陀」のことなのです。
次回はお釈迦様という名前の由来を書かせていただきます。