仏のことば その30
こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
11月の終りも近づき、クリスマス、お正月の準備と忙しくなる日々ですが、如何お過ごしでしょうか?
スーパー等ではお正月のおせちの予約が始まっています。一ヶ月以上もあるのに早いなぁ、と思ってしまいます。
それでは、少し先取りをしてお正月に使う物のお話をさせて頂きます。
初詣で欠かせない縁起物が『破魔矢』です。
鏑がついた物や、錦の短冊がついた物など、様々な種類がありますが、
この起源をたどってみると、神社ではなくお寺に関わっている様です。
仏教では、悪魔を破砕し、煩悩を断つ事を「破魔」と呼んでいました。
これが後に、悪魔をやっつける武器である矢に冠せられ、破魔矢は魔除けとして日本で大切にされてきました。
しかし別の話では、これは単なる子供の遊び道具で、わらや縄で作った輪の的を射るのが目的だったという考えもあります。
これがやがて、男の子の成長を祝福するお飾りとなり、江戸から明治にかけては、今以上に大切にされていたとか。矢は弓がなければ射られません。
もちろん『破魔弓』の語もあります。