仏のことば 番外編2

一番始めにお墓を作ったのは誰でしょうか?
7万前にネアンデルタール人が死者に花を手向けたのが原点
ではないかと言われています。
エジプトのピラミッド(クフ王)は、紀元前2580年頃建てられた
とされています。4600年以上も前の事です。
日本では、原始時代に谷に遺体を捨てて、自然の風化に任せた風葬・鳥葬に始まり、
1500年ほど前に、日本最大のお墓、仁徳陵等の時の権力者の古墳が形になりました。
現代の様なお墓が立てられ始めたのは、江戸中期の頃だと言われています。
その頃は、全ての人がお墓を建てられたわけでありません。権力者や裕福な一部の人だけでした。
誰もがお墓を建てられる様になったのは昭和30年頃の話です。
高度成長期を経て、日本が豊かになり、霊園という形の墓地が定着していった為、と言われています。
元々お墓は、一族のシンボルであり、一族を守るという意識が根強くありました。
それが段々と変わっていき、一族の墓から一家の墓、夫婦の墓、個人の墓と変貌してきています。

新しいお墓のかたち

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