お釈迦様⑥ Q どうして出家したのか?

A 結論からお話ししますと、避けることの出来ない人生の苦悩を解決するためにお釈迦様は出家されました。

生まれた時から王子として何不自由ない生活をしていたお釈迦様ですが、老化や病気や死などの人生に対する深い悩みを持っていたといわれています。

仏伝では、この出家に至る理由を四門出遊(しもんしゅつゆう)という伝説で伝えています。

四門出遊とは王城の東西南北の四つの門から郊外に出掛け、それぞれの門の外で、老人・病人・死者・修行者に出会い、その苦しみを目のあたりに見て、人生に対する目を開き、出家を決意したというものです。

ある日、馬車に乗ったお釈迦様がお城の東門から出かけようとすると、そこには歳をとった老人の姿が。お釈迦様にとって初めて見る老人の姿でした。そしてそこで人間は老いることを知ります。

また、ある日南門から出ると、病人の姿を見ます。そこで、人間はいつか病気になり、苦しまなければならないことを知ります。

次に西門から出ると死者を運ぶ葬送の行列を発見します。そこで、人間はいつか必ず死ぬことを知ります。

このように、老人、病人、死者の姿から人生が決して思い通りにならないことを痛感します。

そんな中、最後に北門から出た時に修行僧を発見します。そしてその円満な姿に心を打たれ、出家こそ自分の求めるものだと決心するのです。

これがお釈迦さまが出家に至った理由です。

お釈迦様が生まれてから2500年が経過しましたが、今でも、老いること、病気になること、死ぬことの何一つ人類は克服出来てはいません。

やはりこれは人間にとって避けることの出来ない永遠のテーマなのかもしれません。

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