塔と墓について④

こんにちは、熊谷霊園 石材部の林です。

今回も引き続き塔と墓について書かせていただきます。

石塔には一般的な形のほかに、五輪塔や宝塔、卵塔などたくさんの種類と形があります。しかしどの石塔も、仏様となって極楽往生したご先祖様達が安らかに眠るお墓であることに変わりありません。だから「仏塔」と言われ、大切に供養される「供養塔」と言われます。

中国とインドで生まれた「墓」と「塔」は、ご先祖のお祀りや供養の意味とともに日本へ伝えられ、二千年もの歳月の間に日本独自のお墓となりました。そこにあるのは、亡くなった肉親やご先祖様に対する日本人の優しい心情です。永遠の安らぎのある「あの世」へ往っていただきたいと願う気持ちが日本の「お墓文化」をつくったのでしょう。

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