有名人のお墓紹介④
こんにちは、熊谷墓園石材部の石原です。
今回は、再び日本の歴史上の有名人のお墓を紹介いたします。
以前に紹介した弁慶の墓と浅からぬ繋がりを持つこちらのお墓は・・・
源義経の奥方でもある静御前のお墓です。こちらはなんと埼玉県の北葛飾郡栗橋町にあります。
左から義経招魂碑、御曹子供養塔、静御前の墓、記念塔、歌碑となっています。
屋根の下には新しく建て直された「静女之墳」があり、左には旧墓石が風雨にさらされないようにガラスの屋根付きの厨子の中に収められています。
奥州平泉に落ち延びた義経を慕って京都から平泉に向かった静は、下総国（千葉北部）で「義経討死」の報を聞きました。悲しみにくれた静は出家するために京へ戻ろうとしたが、長旅の疲れからこの地で病に倒れ他界したといいます。侍女の琴柱（ことじ）がこの地にあった高柳寺に亡骸を葬った。1803年、墓碑がないことを哀れんだ関東郡代・中川忠英が「静女之墳（しずかめのはか）」を建立したのです。
この他にも京都、神奈川、岩手など日本各地に義経や静御前を祀ったお墓や石碑が建っています。
義経伝説を追って各地を巡礼し、当時の景色を感じてみるのもいかがでしょうか？
