もう、戒名を彫る場所が空いてません。どうしたらいいでしょう?
こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。先日今回のタイトルのような相談を受けました。
この方は既に墓地に墓誌があり、ご先祖様の戒名が彫ってあるのですが、墓誌がご先祖様の戒名でいっぱいになってしまい、今回また新しく戒名を彫ろうと思った時、もう彫る場所が無いという訳です。今回相談を受け、お客様に3つの答えを提案しました。
1.戒名は以前、石塔の竿石に彫ってましたから、石塔の竿石に彫る。
2.表がいっぱいになった訳ですから、墓誌をひっくり返し、裏側に彫る。
3.新しく墓誌を購入し、新しい墓誌に彫る。
ちなみに、1~3になるにつれ手間や製品代がかかりますので、金額が上昇します。
結果、お客様は、3を選び新しく墓誌を購入する事になりました。この、3を選ぶには墓地が墓誌を2基置けるだけのスペースが必要なのですが、この方はとても広い墓地でしたので、問題なく置けました。
似たような話で、カロート(納骨堂)に「カメはいくつぐらいまで入るんですか?」と、よく聞かれるんですが、私が今までカロートの中を見た限りでは、4、5個ぐらいまでは見た事あるんですが、10個以上入ってるところは、私は今のところ見た事がありません。
先日納骨の時に、まさしくカメが5個入っていまして、棚の上はいっぱいでした。それを見た施主が、自分の場所が無いんじゃないかと不安になったようで、もうカメは入らないんですか?と、聞いてきましたが、あくまで棚の上がいっぱいなだけで、棚の下は空いていますし、そもそもいずれはカメからお骨を土に撒く訳ですから、定員オーバーでお墓に入れません!と、言う事はないので安心してくださいねと、答えました。
それにカメの大きさも、色々ありますので、大きなカメでは場所をとりますし、小さなカメでは逆にもっと入るでしょうし、最近はユニークなカメもありますから、ガラスケースに入ったサッカーボールのカメもありました。ガラスケースの底には芝も完備しており、施主のどうしてもという希望で、ガラスケースごとカロートに収めましたが、まあ、場所を取るのは間違いないです。
今は終活の一環で、生前に棺桶の中に入る体験が出来るそうですが、さすがに生前に骨壷の中に入るわけにはいきませんが、少なくとも骨壷が収まるカロートには、定員はありませんのでどうぞご安心ください。