五輪塔について②
こんにちは、熊谷深谷霊園 石材部の林です。
今回も引き続き五輪塔について書かせていただきます。
鎌倉時代から急に五輪塔が普及したのは、平安時代中期に大流行した「浄土教」や、武士社会ができたことで宗教界も庶民への新しい動きがあったからです。そしてお墓にも、初めて「成仏」とか「往生」という亡くなった人をとても大切にする「死者救済」の考えが取り入れられ、一大革命がおこったのです。
人が亡くなることを「成仏した」「仏様になった」、「大往生だった」と言いますが、この言葉は五輪塔とともに生まれ、普及したといってもよいでしょう。