仏のことば その24

こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
8月も過ぎ、涼しい日が続きますが如何お過ごしでしょうか?
終わってしまうと寂しいもので、夏での出来事を思い出される人も多いのではないでしょうか?海であったり、山であったり、行楽地であったり、夏祭りであったり。人それぞれだと思います。
さて、お祭りでよく見る『法被』ですが、これも仏教から来たものだと言われています。
『法被』とは、着物の上に着る、羽織に似た裾の短い上着の事です。
「袢纏(はんてん)」とも言いますが、実は『法被』の方が格は上です。
法被は胸に紐を付ける乳(ち)がついているが、袢纏にはそれがありません。それに江戸時代には、下級武士たちも法被を着たという実績があるそうです。
この法被の起こりは禅宗から来たものだと言われています。かつて禅宗では儀式の際に、高僧の座る席に豪華な金襴の掛け布をフワッと掛けていました。これが、法被の語源だと言われています。
もちろんこれは単なる装飾品で、どう考えても現代の上に羽織る法被とは結びつきません。
しかし、上に掛ける、フワッと被せるという状態に共通点を見る事ができます。
案外、この両者の結びつきはこんなところにあるのかもしれません。

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