仏のことば その2
こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
日々寒さが増し、朝蒲団から出るのが大変になってきましたが、
皆様はいかがですか?
最近私は蒲団から出る時は気合を入れてから出る様になりました。
実は、この『蒲団』も元は仏教から来た言葉なのです。
現在『蒲団』と言うと寝具を指しますが、元来坐禅に用いた敷物のことを意味した
言葉でした。
「団」は色々な物を集めて丸くしたものをいいます。
丸い固まり状の物を「団子」と言いますよね?
「蒲」は水草の蒲のこと。
つまり、この蒲を丸く編んだ物が「蒲団」と呼ばれてました。別名座蒲といいます。
もちろん偏平で硬くこの上で安眠は出来ません。
僧侶達は、この蒲団を坐禅の際に座る席としていました。
今では座る蒲団を座蒲団と呼びますが、元来の蒲団とは今の座蒲団を指す
言葉でした。