仏のことば その38

こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
建設現場等で見かける金槌ですが、「玄能」とも呼ばれます。
もっぱら頭の両端がとがっていない石を割るのに使われています。
玄能は玄翁とも書きますが、実はこれは曹洞宗の僧侶の名前です。
鎌倉、または南北朝時代、越後出身の僧侶でした。この人は会津にお寺を開くのですが、
有名になるのは下野国那須野で殺生石を割った事です。
この石は、鳥羽天皇の寵妃に化けた白狐が殺されて石に化けたとされ、これにふれる者には、禍がもたらされると言われていました。
これを聞いた玄翁和尚が杖で「エイっ!」と一打すると石はパカッと二つに割れ、中から石の霊が現れ、成仏したと言います。
そこから、石を割る道具が「玄翁」と呼ばれるようになりました。

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