仏のことば その40
こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
いつも、常日頃という意味で「普段」という言葉を使っていますが、これは当て字で、「不断」が元です。
この「不断」という言葉は仏教の習慣からきています。
仏教では毎日絶えることなく読む経を事を「不断経」、昼夜の休みなく念仏を唱える事を「不断念仏」と呼ばれています。
この様に途中に空白を入れずに長く続ける行為が不断なのです。それがいつしか「不断着」の様に、常日頃という意味の方が強くなり、現在に至っているわけなのです。
「優柔不断」という、煮え切らぬ態度、決断をなかなか下せない姿勢を指す表現がありますが、この場合はいつもおおらかな姿勢であるために、なかなかはっきりとした姿勢に移れないと解釈すれば、言葉の意味がはっきりとするのではないでしょうか?