干支と十二支の違いは?

明けましておめでとうございます。
熊谷墓園 石材部の宮﨑です。
2015年の干支は「未(ひつじ)」です。

皆さんは、干支と十二支の違いは、ご存知ですか?
干支とは、十干十二支(じっかんじゅうにし)を省略した言い方であり、
干支=十干+十二支といえます。

「未」と言うのは十二支の言い方で
十干十二支では「乙未(きのとひつじ)」と言います
2015年の場合だと、十干は「乙(きのと)」、十二支は「(未(ひつじ)」なので、
干支は「乙未(きのとひつじ)」ということになります。

十干とは?

干支(えと)の「干」は「十干」のことで、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類です。

古代中国では、10日を1旬と呼んでいました。
今でも「1月上旬」などとひと月を10日ごとにわけるのは、その名残です。
この繰り返される日にそれぞれ名前を付けたのが十干の始まりです。
十干は、やがて陰陽五行説と結びつき、
「木・火・土・金・水」の五行と「陰・陽」の「兄(え)・弟(と)」に
分けたものに対応させるようになりました。
「木」→ 甲:きのえ  乙:きのと 
「火」→ 丙:ひのえ  丁:ひのと   
「土」→ 戊:つちのえ 己:つちのと  
「金」→ 庚:かのえ  辛:かのと  
「水」→ 壬:みずのえ 癸:みずのと
末尾が「兄(え)」で終わるものが「陽」、末尾が「弟(と)」で終わるものが「陰」、
「えと」の呼び名はこれに由来します。

十二支とは何?

十二支も、古代中国でうまれたもの。
惑星のうちもっとも尊い星である木星が、約12年で天球を一周することから、
天空の方角を12に分け、それぞれの方角の記号として、
動物の名をつけたのが始まりと言われます。
十二支にも「陰」「陽」があり
 陰:子(ね)・寅(とら)・辰(たつ)・申(さる)・午(うま)・戌(いぬ) 陽:丑(うし)・卯(う)・巳(み)・未(ひつじ)・酉(とり)・亥(い)
となっています。
「陰」と「陽」が交互になっているのがわかりますね。

十干十二支は60年周期
干支は、本来は十干十二支を組み合わせたものです。
十干十二支は、最初の「甲(きのえ)」と「子(ね)」を組み合わせた
「甲子(きのえね)」から始まり、
「癸亥(みずのとい)」まで60種類あります。
干支がひとまわりして同じ干支が巡って来るのが「還暦」です。

それでは、今年もよろしくお願いいたします。

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