蓮華について①
こんにちは、熊谷深谷霊園 石材部の林です。
今回は蓮華について書かせていただきます。
仏像・仏画の仏様や菩薩は、たいてい蓮の花弁の台座にお立ちになったり座っていらっしゃいます。この台座は「蓮台」や「蓮華座」、「蓮華台」などと呼ばれています。蓮華台のついたお墓もありますし、お位牌もあります。仏様や菩薩を同じ様に、なぜお墓やお位牌に蓮華台をつけるのでしょうか。
供養をする時は、お墓やお仏壇、それにお葬式でも必ず花を供えます。これを「供花」といいます。
死者に矢車菊やアザミなど七種の花を供えた最初の人類は、5~7万年前のネアンデルタール人でした。古くから火や花は、世界各国に共通して死者の祭祀に用いられてきました。中でも「供花」の習慣が最も早く、5万年以上も続いています。ですので、驚異的なお墓やお葬式の「文化」と言えるでしょう。