霊供膳と、故人への思い

こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。今回は霊供膳についてお話します。

霊供膳とは、よくお盆の盆棚などに供えられていますが、祥月命日など特別な日に、それぞれの宗派の仏様や、ご先祖様にお供えする小型の本膳の事です。一汁三蔡を基本としていて、お供えする際は、お箸の位置を仏さまの方へ向けるのが一般的です。

各器の配置に関しましては、宗派や地域によって多少異なりますが、一般的には、それぞれの各器は、以下の物をお供えします。

親椀(ご飯)、汁椀(味噌汁、吸い物)、平椀(煮物)、壺椀(煮豆、胡麻和えなど、和え物)、高杯(香の物)の、五つです。

そして、ここからが本題ですが、今一つの写真をお見せします。

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私が作ってお供えしました!と、言えば思わず信じてくれるかもしれませんが、この写真の料理は作り物です。イメージとしましては、よくレストランなどにある食品サンプルのようなものです。

この写真を見て、ご先祖様にお供えする物が作り物とは何事か!と、お怒りになる方もいるかと思います。全くその通りだと思います。私の父も、もし自分が亡くなって、お前がこんな物をあげていたら、祟ってやる!と、空恐ろしい事を言っていました。

しかし、この商品は決してご先祖様に対し、手抜きをするために生まれた商品ではありません!あるお客様の切実な思いから生まれた商品なのです。

それは、ある旦那さんの、亡くなった奥さんに対する供養の気持ちがキッカケでした。その旦那さんは奥さんに先立たれ、一人残されてしまいました。お仏壇の前で亡くなった奥さんの為に、霊供膳を供える際、もちろん料理を作って供えてあげたい、でも、生前家事全般を全て奥さんに任せていた旦那さんは、料理が作りたくても作れなかったのです。

供えてあげたいけど、料理が作れない、でも、奥さんの為に何かしてあげたい!その気持ちを形にしたのがこの商品です。

ですから自分で料理が作れるのならば、この商品はいりません。どうぞ故人の為に作ってあげてください。しかし、作りたくても作れない人もいます。そうした方は、ただただ諦めるのではなく、こうした方法もある事を、今回紹介致します。

一番大切なのは、故人に対する思いです。その人の為にどうしたいか、どうしたら喜んでくれるか。そしてその気持ちは、必ず故人の方に伝わっていると思います。大事に思ってくれている訳ですからね。嬉しいですよ。

埼玉永代供養墓