四十九日までの「線香」は「食香」
仏事Q&A
本日はお墓・永代供養墓にお参りの方から、よくご質問いただく供養方法についてお答えいたします。
Q
四十九日までの供養で一番大切なのは何ですか?
A
供養方法はいろいろありますが、一番は毎日お線香をあげていただくことです。
お亡くなりになられてから四十九日までを中陰(ちゅういん)とか中有(ちゅうう)といいます。
中陰はお亡くなりになられた方が極楽浄土に生まれ変わる間の期間で、分かり易く言いますと、極楽浄土までの旅をする期間です。
この期間の線香は昔から「食香」と呼ばれています。食香とは線香の香りを食事とすると言う意味です。
四十九日までの期間、お線香がお亡くなりになられた方の食事になります。
これは「倶舎論」という経典にも説かれている確かなことですので、お食事をあげるように、是非とも毎日欠かさずあげていただきたいものです。