遺品整理と各種年金
こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。今回は、葬儀が終わった後に起こる、「遺品整理」、「各種年金」についてお話します。
まず「遺品整理」ですが、葬儀のドタバタも終わり、かけつけてくれた親族も帰ると、遺族だけの新しい生活が始まります。そうすると、次に始めなければいけないのが「遺品整理」です。
遺品整理をする上で特に大事なのは、故人がまだ現役だった場合の、「仕事関係の書類」の保管です。何があるかわかりませんので、最低過去5年間ぐらいは、保管しておいた方が良いかと思います。
また、故人の勤務先のロッカーに入れておいた私物など、出来るだけ早めに整理した方がいいでしょう。故人の同僚の助けがどうしても必要ですから、協力を仰ぎましょう。
各種年金に関しては、故人が厚生年金保険に加入していた場合、遺族には遺族年金が受給されます。遺族年金は、基本年金額の二分の一ですが、子供がいる場合は加算されます。ただ、原則として5年間請求がないと無効になってしまいますので、注意が必要です。
国民年金に加入している場合は、母子年金、準母子年金、遺児年金、寡婦年金の内から一つ支給されます。また、亡くなった被保険者が3年以上保険料を支払っていれば、死亡一時金が遺族に支給されます。しかし、前記の4つの保険と合わせてその内一つしか受給できません。
その他には、各種保険共済や、船員保険などがあります。
最初にも話しましたが、葬儀の非日常が落ち着けば、遺族の”新しい日常”が始まります。特に働き盛りの現役世代の人を失った場合、どうしても遺族の”新しい日常”には、金銭的な問題が付きまといます。
お金は大事です。家族を守る為に。