こんにちは、熊谷墓園　石材部の林です。

今回は、国産と外国産の石の違いについて書かせていただきたいと思います。

最近の日本の墓石に使われている石の９０％以上は中国からの輸入によるものと言われています。中国には福建省や黒龍江省など石の産地が多くありますが、最近はインドや南アフリカ、ヨーロッパなどの世界の原石が中国に集まるようになりました。つまり、中国は墓石の一大墓石加工場となっているのです。品質については、以前は粗悪品も珍しくなかったようですが、近年は加工技術の向上と中国国内の競争力によって、日本の製品と遜色ないレベルになっていると言われています。

また、国産の石については、福島県、茨城県、愛知県、香川県、愛媛県など多くの産地があります。中国からの輸入品が増えているとはいえ、自分の生まれた土地の石にこだわる方もいらっしゃいます。国産の石は確かに割高といわれていますが、大切なのは個々の価値観であり、ご自分の心の癒し、満足度の問題ではないでしょうか。

新しいお墓のかたち

ゆっくりと自然に還る