お墓のリフォーム

こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。今回はお墓のリフォームについてお話します。

お盆が近づきお盆を迎える前に、お墓を良くしたい、綺麗にしたい、という声が増えてきています。また、お盆やお彼岸だけに限らず、四十九日や年忌法要がある場合、「それまでに」という声をよく聞きます。

今回は、そんなリフォームの例を紹介します。まず、一番手頃なリフォームはお墓の花立です。今現在、新規でお墓を建てる場合は、花立の御影石を丸くくり抜いて、筒状のステンレスの花立を落とし込む、「落とし込み」というタイプが主流です。簡単に取り外しが出来ますので、お水の交換が大変便利です。

しかし、一昔前はネジ式と言いまして、御影石の花立にネジの受け部分を接着し、チューリップ型のステンレスの花立を、ネジでくるくる回して固定するタイプが主流でした。

ただこちらも、まだステンレス材なら良いのですが、以前はステンレス以外の材質もあったので、長い年月使用しますと、どうしても花立が折れてしまったりと、困ってしまったという声がありました。

その為、以前のネジ式タイプを、今の落とし込みタイプにリフォームするお客様が多いです。本当に簡単なリフォームですので、値段も低価格で人気です。

また、古く錆ついてしまった塔婆立を、ステンレスの塔婆立や、御影石の塔婆立にリフォームする方も多いです。

そして今、一番注目されているのは、オール敷石工事です。以前のお墓は、化粧砂利を入れるのが当たり前でしたが、どうしても草が生えてしまい、手入れが大変だという意見が多くありました。

そこで、最新のお墓は、最初からオール敷石にし、草取りの手間が一切ないお墓を作るのが多くなってきました。そして、今現在化粧砂利のお墓も、敷石を貼る事により草取りの手間を根本から無くす、オール敷石工事が、今、注目されています。

お墓というのは家と同じで建てたらもう一生安心という訳ではありません。私も最近家を建てましたが、35年のローンが終わる頃には、もう家はボロボロでしょう。必ず途中でリフォームする機会が来るでしょう。

お墓も同じです。まして冷静に考えて家より10分の1ぐらい安いのです。必ず途中で誰かがやらねばならない機会が来るでしょう。そしてそれがご先祖様の供養にもなります。

何より、自分自身が必ず安心するはずですよ。自分が眠る、最期の場所ですからね。

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