オリジナルデザイン墓について②
こんにちは、熊谷墓園 石材部の林です。
今回も引き続き、オリジナルデザイン墓について書かせていただきます。
お墓の形に決まりはありません。仏教的意義付けがなされた三段型のお墓も時代の変遷と共に形骸化し、洋型墓石が受け入れられた時点で意義を失いました。かといって好き勝手な形にしてもよいというものではありません。やはり、デザインの基本に、「お墓」がなければなりません。それでは、現代人にとって「お墓」とな何でしょうか。
・故人の遺骨を納め、故人を供養し祀る所
・故人の思いを継承して供養し祀る所
・故人との命の絆を作り、家族や近しい人に心を開かせるところ
・あの世の終の住処
・故人の生涯の生きた証
・この世に残された人の心の拠り所
・自分達の生活の歴史を子供達に伝えていくところ
・心の支えを求め、どう生きるべきかを考えるところ
・安らぎをもたらせてくれるところ
オリジナルデザイン墓を建てるにあたって、自分達にとってお墓とはどういう存在なのかを考えてみるのも、デザインのヒントになるかもしれません。