仏のことば その31

こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
寒さが本格的になり、体調を崩しやすくなる季節ですが如何お過ごしでしょうか?
私は先日風邪を引いてしまいました。
風邪薬を飲んでゆっくり休んで一日で治りました。
今でこそ抗生物質の薬がありますが、昔はもちろんありませんでした。
そのため『湯薬』、『薬湯』、つまり煎じ薬を使っていました。
かつて僧侶が病気になった時には、与えられる薬はもっぱら律(規則)で決められていました。その治療の中心となる考え方は、あくまで食事療法でした。つまり、病気の種類に応じて食べ物を合わせる事であり、時には断食をさせたりもしました。この時の食物、そして湯(煎じ薬)の事を湯薬と呼ぶようになったのです。煎じ薬はほとんどお湯で煎じられます。
きっと、病人にとっては、お湯=薬と映っていたのかもしれません。
それらを病人に与える行為が投薬と言う事になります。
ちなみに『当薬』という植物があります。これは千度振り出してもまだ苦いと言われる、「せんぶり」の事です。これは胃腸虚弱、下痢、腹痛、発毛などに聞くといわれています。

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