仏のことば その4

あけましておめでとうございます。熊谷墓園 石材部佐藤です。
年も明けのんびりとお過ごしの方も多いと思いますが如何お過ごしでしょうか?
お正月と言えばお雑煮やおせち料理、年賀状、そしてお年玉、と色々あります。
おせち料理や年賀状の準備は大変ですね。パソコンで年賀状を作られる方も多いと思います。
今はプリンターだけでも年賀状が出来る様になって便利になったものです。
プリントごっこで年賀状を作っていたのが懐かしく思います。
その年賀状ですが、その年の十二支のイラストを載せて作ったりしますよね?
この『十二支』も実は仏教からきた言葉なのです。

『十二支』は中国の天文学とインド仏教が日本で合さって出来たものだと言われています。
一般的には中国の暦の伝統から来たと考えられていましたが、ルーツを探っていくと仏教に行き着きます。
インド仏教において世界の真ん中にあるとされる須弥山の南には諸仏が現れて、法楽を授けてくれる島が1つだけありました。閻浮提と呼ばれる所です。
この島は四つの島に囲まれていてそれぞれの島には3匹の獣、計十二匹の獣が住んでいました。
この十二獣が交互に閻浮提に来ては人々を救ったと言われています。
東の島には――獅子(虎)、兎、龍
南の島には――毒蛇(蛇)、馬、羊
西の島には――猿、鶏、犬
北の島には――猪、鼠、牛
これらの獣は菩薩の化身と考えられていました。
そして中国の天文学では木星の位置を測るために天を一二に分け、それぞれに
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥と字を当てたとされています。
中国の天文学とインドの十二獣が日本に入って来た時に、十二支に獣の名前を当てはめました。
ここで現在私達が使っている十二支が誕生したというわけです。

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