仏のことば その7

こんにちは、熊谷墓園 石材部の佐藤です。
厳冬ですが、如何お過ごしですか?
2月になってより寒くなってきました。寝る時に蒲団が暖まるまで寒い思いをした経験は
誰でもありますよね?
そういう時は、電気毛布や行火(あんか)を使って暖めておくと快適に過ごせます。
この『行火』も実は仏教からきたものだったのです。

行火とは、行火炉の略になります。
蒲団などに直接手足に当てて暖をとる行火ですが、
地方や世代によって「こたつ」「足炬燵」と呼ばれる事もあるそうです。
『行火』は以前お話した『炬燵』と同じ様に、禅宗のお寺から一般に広まった物です。
ちなみに『行火(あんか)』のあんは唐音で行を発音した場合の音で、持ち運びできると言う意味になります。
つまり『炬燵』と違って持ち運び出来る様に進化した物がこの行火なのです。
炬燵が持ち運べる様に進化したのが行火であり、さらに小さくなったのが『懐炉(カイロ)』なのです。
そして『懐炉』は・・・仏教からきた物ではないようです。
冷たい蒲団を暖めたり、足元を暖めたりと便利な行火ですが、低温火傷には気をつけましょう。

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