全優石お墓講座に参加して

こんにちは、熊谷墓園石材部の齋藤です。先日全優石主催のお墓講座に参加してきました。全優石会長自らが壇上に立ち、講演をしてくださいました。

全優石とは、お墓に対する気持ちが希薄化する昨今、もう一度お墓の大切さを再確認してみませんか?と、お墓の大切さを啓蒙する団体です。その為、講演の中では、

「お墓作りに大切なのは建てる場所でもないし、形でもないし、石の種類でもない。大切なことは亡くなった人を供養する心です。

従ってよいお墓とは供養の行き届いたお墓であり、悪いお墓とはお参りのないお墓です。」

と話されていました。この時、「私はお墓参りによく行く方かな?」と思えば、それは供養の行き届いた良いお墓でしょうし、「そういえば最近行っていないな」と感じたら、次の休みにまずはお墓参りをしましょう!そうすれば直近のお墓参り時期は最新に更新されますから、同じく供養の行き届いた良いお墓になると思いますよ。ギリギリセーフです。

本当に悪いお墓とは、お墓参りに行ける人がいるのにお墓参りへは行かない。無縁でないのに無縁のようなお墓の事だと思います。悲しい事ですが親がお墓参りへ行かなければ、子は当然行けませんからだんだんお墓参りという習慣が薄れていくのかもしれません。

また、お墓参りへ行くであろう、お盆や年始。以前は一部の職業を除いて多くの方が長期の休みがありましたが、最近は休めなくて仕事で・・・という方も多いような気がします。そうしますと必然的に家族や親族との顔を合わす機会と言うのも減りますし、家族がそろわない訳ですからお墓参りにも行きにくいような現実もあるのかもしれません。

また、話が変わりまして、墓相にも触れていました。墓相とは、「黒い墓石は悪人を生む」「生前墓はよくない」「西向きのお墓はよくない」などなど。ようはお墓の占いの事です。

しかし、そもそも墓相という学問はありませんし、お墓自体の研究をするのは個人の自由ですが、人を脅かすような墓相は決してよくありませんよと、会長がはっきりとおっしゃっていました。

黒い墓石が悪人を生むのなら、墓石がほとんど黒石の東北は悪人だらけなのかと、大変東北の人に失礼な話ですし、むしろ生前墓は寿陵といいまして縁起が良いと言われていますし、今霊園のお墓はほとんどが西向きか東向きです。それこそ霊園にお墓を持ってる人に対しとても失礼な話でしょう。

そんなお墓にまつわる色々な話をしてくださいまして、とても勉強になりました。また機会があれば参加したいものです。

新しいお墓のかたち