被災地を忘れない

3月も残すところあと2日となりました。2年前から日本人にとって3月は忘れられない月となりました。

東日本大震災より2年が経過したわけですが、先日、岩手県で一番被害を受けた陸前高田市の戸羽太市長の講演を聞く機会を頂戴いたしました。その中で被災地はいまだに復興の「ふ」の字もないとおっしゃられておりました。

また、涙ながらに「人は見てもらえないと頑張れない。気にしてもらえないと頑張れない。だから、我々被災地の人の事を忘れないで、気にし続けて欲しい。」とおっしゃられておりました。

年月が経過するごとに過去の事を忘れがちになってしまうのが人間の悪いところですが、被災地の方が復興に向けて前進し続けられるように、被災地の事を決して忘れずに、自分自身が出来る手助けをこれからもし続けたいものです。

最後に仏教的な手助けの方法を1つご紹介させていただきます。

震災でお亡くなりになられた方と皆さまのご先祖様は同じ極楽浄土にいらっしゃいます。

ですから、お墓や永代供養墓にお参りの際、ご先祖様のご冥福(極楽浄土での幸せ)をお祈りいただいた後に、震災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしてあげることも、私たちがしてあげられる大切な手助けの1つになりますので、実践していただけると幸いです。

新しいお墓のかたち