人間が亡くなった人を葬るという習俗・習慣を身につけたのは今から6万年から10万年も前だと言われています。

その時代は現生人類の先駆者であるネアンデルタール人の時代で、その頃にはすでに葬送が行われていたことが遺跡の調査から明らかになっているからです。

体を伸ばして埋葬する伸葬、体を折った形で埋葬する屈葬などの例も見られます。

このことから推測するに、人間は人間として生きるようになったきわめて早い時点から、葬送を重要なこととして考えていたことがわかります。

しかも、その葬り方を検証すると、現代の葬り方につながる考え方、意識があったことがうかがえるのです。

ですから、ネアンデルタール人も現代人と変わらず、亡き人の死を悲しみ、そして大切に葬っていたのです。

そう考えると人類にとって葬儀やお墓はなくてはならない大切なものなのだと言えます。