墓と塔について①

こんにちは、熊谷霊園 石材部の林です。

今回は、墓と塔について書かせていただきます。

日本には古代から今日まで、二つの系統のお墓があります。

中国生まれの墓と、インド生まれの塔です。墓と塔は長い間の中で日本人の精神風土の中で独自のお墓となりました。しかし、それぞれ生まれ故郷の意味や形を確かにとどめています。

墓は三千年以上前に中国で生まれた漢字で、「土」と「莫(まく)」で出来ています。莫は覆い隠すという意味なので、墓とは土で死者を覆い隠す埋葬地のことなのです。

古代から中国には埋葬の仕方がいくつもあって、それぞれ名称が違います。盛り土お墓には「塚(小高い墓)」、「墳(広くて高い墓)」、「丘(土饅頭)」などがあります。身分によって広さが定められていて、それぞれ違う漢字が使い分けられています。特に皇帝のお墓は「山」、「陵(りょう)」、「山稜(さんりょう)」と呼ばれていました。

埼玉永代供養墓

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