死亡消費税?!

こんにちは熊谷墓園石材部の齋藤です。先日いつものようにネットのニュースを見ていましたら、「死亡消費税」という聞きなれない言葉を目にしました。

耳慣れたことと言えば、今年4月1日に消費税が8%に増税したことです。まぁ、それにともない高速料金も単純に8%に増税!に、なっただけではなく、ひっそりちゃっかり大きく値上がりしていたことにみなさん気づきましたか?いつもの調子で高速に乗ると、「えぇ?!」て、なるかもしれませんよ。

このように、「8%!」「8%!」と大きく宣伝した上で増税したことと、ひっそりと知らず知らずの内に値上がりしたことなどなど。そんな「税」の話で、今回登場するのが「死亡消費税」です。

これは死亡時に、財産から一定の税率を「社会保障清算税」なるものとして徴収することです。これを現在政府が検討している。というニュースでした。

「え?だってもう既に相続税があるじゃない?それって二重課税では?」と思われる方もいるかもしれませんが、相続税はあくまで「資産がある人間」から取り立てる税金です。私のようにお財布の中に常時、札が無い人間にはあまり縁の無い税金なのです。

しかしこの「死亡税」は、亡くなった段階で消費税が徴収されます。つまり、通常の納税者はもちろん非課税層を含め、全ての国民を対象にしているのです。繰り返します。全ての国民は金持ちや貧乏人関係なく等しく死ぬ訳ですから、等しく課税されるというシステムです。

まさに、「死んでも納税時代」の幕開けです。

なぜこのような税金が現在検討中かといいますと、60歳で定年を迎えた現役世代が亡くなるであろう平均85歳までの約25年間。個人によって消費税の徴収にムラがあるからです。

Aさんは定年後、65歳まで現役を続け65歳以降もリタイアせず働き続けました。(お金を使い、お金が回り、消費税を払い続けました)

Bさんは定年後、働かず年金のみで暮らし、ただひたすらにお金を貯め込み続けました。(お金が回らず、消費税を払いませんでした)

国は納税をして欲しい。死んじゃったらあの世でお金は使えませんよ?いくら貯め込み続けても振り込め詐欺の餌食になるだけですよ?

と、思ったかどうだかは不明ですが、ならば生前に徴収出来なかった消費税を、死亡後に徴収してやろう!そして圧迫する後期高齢者の医療費に使うのだ!1人はみんなのために!みんなは1人のために!と、言うわけです。

ただ、うがった考え方をすれば、資産を消費に回さず年金や社会保障だけをあてにしてるのであれば、資産家が生活保護を受給しているようなもです。本当にお金が無い人間からしたら、あるなら使えよ、もしくはくれよと単純に思いますが、この「死亡税」の本質は、その無い貧乏人から容赦無く税金を徴収する事ができるわけです。

ただ考え方を変えれば、これからの超高齢化社会を迎える日本にとって、非常に効率的な消費税なのかもしれません。

それでも納得がいかない!死んでからも納税だなんてもうコリゴリだ!だってオレずっと年金おさめてるけど、オーストラリアだって年金受給は70歳ぐらいからになるらしいし、日本だってそのうち70歳になるかもしれないし、でも70前に死んじゃったら払い損じゃないの?!

もう年金払うのも、納税するのも嫌だーーーーー!!!という方に朗報です。

もし「死亡税」が始まった場合、資産を全てなげうって、家族とも縁を切り、本当に一人になって涅槃へ旅立てば、その瞬間「自由(脱税)」になりますよ。

でも嫌でしょ?納税は国民の義務ですから。それに、もしかしたら私が知らないだけで、もっとユニークな「税金」を現在検討しているかもしれませんね。

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