お正月と春節

こんにちは、熊谷墓園石材部の石原です。日々厳しい寒さが堪えますが皆様お元気でしょうか?

今回はお正月と旧正月「春節祭」についてのお話をさせていただきます。

お正月とは、よく「三が日」や「松の内」と混同して考えられていることが多いのですが、本来1月31日までを指します。
松の内も本来1月15日までですが一部地域では1月7日までに短縮されている所もあるようで、日本の会社も大体が長くても1月7日くらいまでのお休みが一般的なようです。
また、お正月の祝いは仏教伝来以前よりあり、夏のお盆と対応して半年ごとに先祖を祀る行事でしたが仏教が広まるにつれて次第にお盆は仏教の盂蘭盆会と集合して先祖供養の行事となり、対してお正月は年神様を迎えてその年の豊作を願う「神祭り」としての位置づけとなりました。

それに対して旧暦「太陰暦」の旧正月(春節)は主に中華圏やベトナム、シンガポールや日本に一部で盛大に祝われており、1年で一番大切な祝日とされています。旧暦の1月1日は新暦の1月22日から2月19日の間を毎年移動しており2014年は1月31日です。
春節は正月初一を示す言葉であり、古代においては元旦と称されていました。元とは始まるの意味であり、旦とは日の出を示す象形であることから、元旦は最初に日が昇る一日、すなわち正月を示す言葉となったのです。
また春節は年、月、日の始まりであることから「三元」とも、それぞれの最初の朝であることから「三朝」とも称されることがあり、この前後7日間は仕事を休み盛大なお祭りが催され、京劇やパレードが町を埋め尽くします。

この度2014年4月から消費税増税とのことで墓石建立も駆け込みでご契約されるお客様が大変増えております。
皆様何かと「春彼岸までに出来れば・・・」とお考えのようですが、この春節祭が曲者なのです。
この間、石材業も工場がお休みになり職人が帰郷するためラインが完全に止まります。船便も同じです。なおかつ中国の方々は勤め先に執着が無い方が多いようで、春節明けになっても工場に戻ってこない場合もあります。その為1月末から2月の半ばまでは中国のラインが完全には動かないためどこの石屋さんも、この時期かなり工期が厳しくなるのです。
そんなわけで消費増税前、春のお彼岸前の建立希望のお客様にはお早目のご注文をお願いしているわけです。

新年、新しい仏様を早くきれいなお墓にお迎えできるよう今後とも石材部一同頑張ってまいりますので何卒よろしくお願いいたします。

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